2日 激しい雨が続いている静岡県内、引き続き厳重な警戒が必要です。気象庁が県西部と中部に線状降水帯が発生したと発表した他、磐田市は「緊急安全確保」を発令し、安全を守る行動を呼びかけています。
◆県内全域に大雨洪水警報 沼津では道路冠水
大型の台風2号は、鹿児島県の奄美諸島付近にあって1時間に30kmの速さで東北東へ進んでいます。
落合健悟 記者:
こちら浜松市天竜区です。このあたり先ほどから強い雨が降り続いています。天竜川を見ると、水かさが増していて茶色く濁った水が勢いよく流れています
午後5時までの各地の雨量は天城山で332.5mm、春野で301.5mm、静岡で216.5mmとなっていて、大雨警報と洪水警報が県内全域に出されています。
この雨でJR沼津駅近くのアンダーパス・「三つ目ガード」で、トラックが水に浸かって動けなくなりました。運転していた男性は、駆けつけた消防に救助されています。
次第に風も強くなっていて、県内でも最大瞬間風速が20m/sを超える地点も出てきています。
また気象庁は、午後4時台に静岡県西部と中部について「線状降水帯が発生した」と発表しました。積乱雲が連なる現象で、同じ場所に雨が降り続くおそれがあります。
◆島田の小中学校では早めに集団下校
この台風の接近を前に、県内の多くの学校が休校や授業中止の措置を取りました。
島田市では、小中学校23校のうち12校が授業を切り上げて早く下校させました。
ホームルーム 「きょうはすごい風なので、気を付けてください」
校内放送 「このあと登校班で集団下校します。一番は『安心安全』です」
島田第三小学校では、全校児童260人余りが5時間目と6時間目の授業を切り上げ、集団で自宅へと向かっていきました。
避難に関する情報を出している自治体もあります。また磐田市は警戒レベル5「緊急安全確保」を発令しています。
すでに災害が起きているおそれもがあり、命を守るための行動が必要です。
◆3日未明までは激しい雨に注意
今後の雨の降り方などについて、小塚恵理子気象予報士の解説です。
小塚恵理子気象予報士:
2日午後6時現在、静岡県の西部・中部・東部を横断するように強い雨雲がかかり、非常に激しい雨が降り続いています。西部と中部では線状降水帯が確認され、災害の危険度が急激に高まっています。
―今後の雨の降り方は?
小塚恵理子気象予報士:
このあとの降り方です。静岡県の北を通るとみられていた雨雲が予想より南に下がり、静岡県にかかっているとみられます。雨雲はこのあともほとんど動かず、激しい雨が降り続くとみられます。夜遅くになってようやく南に下がりますが、伊豆は激しい雨が降り続くおそれがあります。東部・伊豆は3日昼頃まで雨が残りそうです。現在、静岡県にかかっている雨雲は3日未明までは同じような場所に停滞し、雨が降り続くおそれがあります。この雨雲がぬけきるまでは注意が必要です。
#台風
#緊急安全確保
#大雨
#静岡県
#休校
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#洪水
◆県内全域に大雨洪水警報 沼津では道路冠水
大型の台風2号は、鹿児島県の奄美諸島付近にあって1時間に30kmの速さで東北東へ進んでいます。
落合健悟 記者:
こちら浜松市天竜区です。このあたり先ほどから強い雨が降り続いています。天竜川を見ると、水かさが増していて茶色く濁った水が勢いよく流れています
午後5時までの各地の雨量は天城山で332.5mm、春野で301.5mm、静岡で216.5mmとなっていて、大雨警報と洪水警報が県内全域に出されています。
この雨でJR沼津駅近くのアンダーパス・「三つ目ガード」で、トラックが水に浸かって動けなくなりました。運転していた男性は、駆けつけた消防に救助されています。
次第に風も強くなっていて、県内でも最大瞬間風速が20m/sを超える地点も出てきています。
また気象庁は、午後4時台に静岡県西部と中部について「線状降水帯が発生した」と発表しました。積乱雲が連なる現象で、同じ場所に雨が降り続くおそれがあります。
◆島田の小中学校では早めに集団下校
この台風の接近を前に、県内の多くの学校が休校や授業中止の措置を取りました。
島田市では、小中学校23校のうち12校が授業を切り上げて早く下校させました。
ホームルーム 「きょうはすごい風なので、気を付けてください」
校内放送 「このあと登校班で集団下校します。一番は『安心安全』です」
島田第三小学校では、全校児童260人余りが5時間目と6時間目の授業を切り上げ、集団で自宅へと向かっていきました。
避難に関する情報を出している自治体もあります。また磐田市は警戒レベル5「緊急安全確保」を発令しています。
すでに災害が起きているおそれもがあり、命を守るための行動が必要です。
◆3日未明までは激しい雨に注意
今後の雨の降り方などについて、小塚恵理子気象予報士の解説です。
小塚恵理子気象予報士:
2日午後6時現在、静岡県の西部・中部・東部を横断するように強い雨雲がかかり、非常に激しい雨が降り続いています。西部と中部では線状降水帯が確認され、災害の危険度が急激に高まっています。
―今後の雨の降り方は?
小塚恵理子気象予報士:
このあとの降り方です。静岡県の北を通るとみられていた雨雲が予想より南に下がり、静岡県にかかっているとみられます。雨雲はこのあともほとんど動かず、激しい雨が降り続くとみられます。夜遅くになってようやく南に下がりますが、伊豆は激しい雨が降り続くおそれがあります。東部・伊豆は3日昼頃まで雨が残りそうです。現在、静岡県にかかっている雨雲は3日未明までは同じような場所に停滞し、雨が降り続くおそれがあります。この雨雲がぬけきるまでは注意が必要です。
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