東京都江東区選出４人の都議のうち、半数（２人）が共産党に？ 小池百合子知事ピンチ！ 東京都に吹き荒れる立憲共産党旋風

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つばさの党が大暴れしたことで、全国的に注目された東京１５区補選。その東京１５区は江東区だけが選挙区です。
その江東区で６月２０日告示、７月７日投開票の東京都知事選と同時に東京都議補選が行われます。立候補を表明しているのは４人。大激戦の選挙区です。しかも相変わらず木村家ＶＳ山崎家の構図は同じ。
ですが、それよりも注目されるのは、この選挙区に今回、立憲民主党が候補を出さないのです。理由は５月の東京１５区補選で当選した立憲民主党の酒井菜摘氏を共産党が支援したことのお返しです。
都議補選には、大嵩崎（おおつき）かおり氏が共産党から出馬します。江東区議を８期務めた大ベテランです。この方を立憲民主党が支援しているのです。大嵩崎氏の集会に酒井菜摘氏が駆けつけました。その場面を大嵩崎氏もＸ（旧ツイッター）に投稿しています。
この大嵩崎氏、４人の中では大本命と目されています。共産党が保守が強い江東区で１議席を争って勝てば、激震が走るでしょう。しかし、今回、共産党には立憲民主党がついています。
すでに江東区選出の東京都議の中には、畔上三和子氏という共産党都議が１人います。もし大嵩崎氏が当選すれば、江東区選出の都議４人のうち、半数の２人が共産党都議という前代未聞の事態になるのです。
尤も他の候補も強者そろいです。三戸安弥（さんのへ・あや）氏は江東区議選でトップ当選を果たしたこともある無所属区議。剣道３段、上智大卒で丸紅に勤務していた才媛で、木村弥生前区長が公職選挙法違反で在宅起訴され、辞職したことに伴って行われた江東区長選にも出馬しました（酒井菜摘候補に次ぐ３位で３０１３２票を獲得しました）。Ｘを見ると、上田令子・東京都議との二連ポスターを作っておりましたので、「おやっ」と思いました。
高橋巧氏は木村勉・元衆院議員の孫です。柿沢家、木村家、山崎家のひとつ、木村家の人です。２５歳。法政大学社会学部３年の現役の大学生で、母は元江東区議の高橋恵海（めぐみ）氏。木村弥生前区長の妹が高橋氏です。木村氏公民権停止の雪辱を期すのでしょうか？
山崎一輝氏は、東京都議を４期務め、前々回の江東区長選に立候補しましたが、柿沢未途氏が推した木村弥生氏に惜敗しました（木村氏は後に公職選挙法違反罪で有罪判決）。父は江東区長を４期務め、５期目を出馬表明直前に７９歳で急逝した山崎孝明氏です。
というわけで、江東区でまたしても立憲共産党戦法が奏功するか、目が離せません。山崎家ＶＳ木村家対決も。